こんにちは、かなとです。
これはネタバレなしで読んで欲しい。
真相がわかるとゾっとします。
【初読はミステリ、二度目はホラー。この謎に、あなたもきっと囚われる。】
この通りです!
あらすじ
【初読はミステリ、二度目はホラー。この謎に、あなたもきっと囚われる。】
「わたしは死ぬよ。言葉で。呪いで」
瀬戸内海に浮かぶ霧久井島は、かつて一世を風靡した霊能者・宇津木幽子が生涯最後の予言を遺した場所だ。彼女の死から二十年後、《霊魂六つが冥府へ堕つる》という――。
天宮淳は幼馴染たちと興味本位から島へ向かうが、宿泊予定の旅館は、怨霊が下りてくるという意味不明な理由でキャンセルされていた。
そして翌朝、幼馴染みのひとりが遺体となって発見される。しかし、これは予言に基づく悲劇のはじまりに過ぎなかった。
不思議な風習、怨霊の言い伝え、「偶然」現れた霊能者の孫娘。祖母の死の真相を突き止めに来たという、彼女の本当の目的とは……。
あなたは、真実に気づくことができるか――。島の秘密が暴かれたとき、惨劇の幕が開く。
(「BOOK」データーベースより)
感想/ネタバレ少(ゾクゾク、驚愕)
淳(じゅん)が友人たちとともに、瀬戸内海の小島・霧久井(むくい)島に旅行にいくのですが、この島で、有名な霊能力者・宇津木幽子(うつぎゆうこ)の予言通りに1人また1人と死んでいきます。
その予言というのが、、。
“20年後の8月25日から26日の未明にかけて、島で6人が死ぬ”というものでした。
淳たちがこの島に向かった時がちょうどこの期間にあたっていました。
この予言どおりに死んでいくのか、そしてこの島に伝わる”ヒキタの怨霊”とはいったい何なのか。
ゾクゾクさせられました。
しかし、一番ゾクっゾワっとさせられたのが、
この予言の期日が近づき、真相が明らかになった時でした。
今まで思い描いていた世界観が一変し、ゾワっと鳥肌が立ちました。
こわこわこわ、、、、。
最後まで読み終えすぐさま、読み直しました。
2度目は一度目とは全く違った印象を受けます。
確かに違和感はずーーーっとあったんですよね。
でも、ほんと、今でも思い出すと怖い。
Audibleで聴く際のポイント
登場人物がちょっと多いので混乱しそうになりますが、表を見て、登場人物を整理すると話に入り込みやすくなります。
ナレーターさんの声色、演技力が上手いです!
なので、外で聴く時、話に入り込み過ぎないように注意ですね。(危険です、、)
声の使い分けが上手いです(2回聴いて特に思いました!)。
登場人物
天宮淳(あまみやじゅん) | 37歳、母と二人暮らし |
大原宗作(おおはらそうさく) | 淳の幼なじみ |
岬春夫(みさきはるお) | 淳の幼なじみ |
宇津木幽子(うつぎゆうこ) | 有名な霊能力者 |
江原数美(えはらかずみ) | 『むくい丸』で出会った女性 |
虚霊子(うつろれいこ) | 宇津木幽子を崇拝している占い師 |
遠藤晶子(えんどうあきこ) | 「民宿あそう」の宿泊客、息子:伸太郎(しんたろう) |
須永(すなが) | 『むくい荘』の館主 |
麻生(あそう) | 『民宿あそう』の館主 |
橘(たちばな) | 霧久井島駐在のお巡りさん |
古畑(ふるはた) | 仙人めいた老人 |
もしも内容が掴めなくなってきた、わからなくなってきた、、( ノД`)シクシク…と思ったら
聴く速度を少しゆっくりすると、思考する余裕が生まれてくるので、ぐっと聴きやすくなります。私は普段1.5倍速ですが、これを1.2倍速にするだけで違います(たったの0.3倍速遅くしただけですが、だいぶゆっくり感じられます)。
冒頭の聴き始めは
話の流れをつかむまでは(登場人物、背景など)
・冒頭部分を何度か聴きなおす。(私は冒頭部分5分程度を2、3度聴きなおします)
・登場人物一覧を参考にし、ある程度把握する。(登場人物が少ない時は見なくてもいけます)
・速度は速めない。(私は1~1.2倍速で聴いています)
話の流れをつかむと、速度を上げても理解しやすいです。
冒頭部分をそのまま、なんとなく理解しながら聴き進めても、だんだんと話は頭に入ってくるようになりますが(大事なことは、何度か繰り返し出てきますので。しかし、伏線は聴き逃したら終わりです泣)、冒頭部分をちょっとマメに聴くことで、ぐっと聴きやすくなり、最初から話に入り込めますよ。
こんな感じで私は聴いています。これは良さそうだなと思うところがあれば参考にしてみてください♪
Audibleとは
・Amazonが提供する「聴く読書」サービスです。
・ジャンルは、小説、ライトノベル、ビジネス書、自己啓発本など、12万以上の作品が聴き放題。
・洋書もありますので、英語のヒアリングにも活用できます。
・月額1,500円(税込)
※Audibleは無料体験中でも解約できます。解約したとしても、無料期間内であれば利用は可能です。(次回請求日の前日まで聴くことができます!)
本の情報
著者:澤村 伊智
出版社: KADOKAWA
文庫: 2021/6/15発売、 352ページ
オーディオブック時間:10時間30分
ナレーター:乃神亜衣子(声優)
オーディオブックの再生速度は、わりとゆっくりめなので、2倍速でも聴きとりやすいです。
徐々に速度をあげてみて、自分の聴きやすい速さで。
今回、私は1.5倍速で聴きました。言葉の聴きとりやすさ、理解しやすさが、私にはちょうど良かったです。2.0倍速でも聴きづらくはありませんが、ちょっと想像しながら聴くには、1.2~1.5倍速が私にはあってそうです。
最後に
こういう本に出合うと読書にハマっていくんですよね。
ほんと、怖くて面白かったです!!(ゾワっ)
読んだ後、誰かと話したくなりますよ。
澤村伊智のAudibleで聴ける作品
(2024年5月10日時点)
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この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!