6つの短編集で、短いですが、どれも読みごたえはあり、最後に自分の想像を裏切られるような結末が待っており、ゾワっとさせられます。
サクッと読めますが、読後に心に残るインパクトは大です。
あらすじ
ねじれた愛、消せない過ち、哀しい嘘、暗い疑惑――。心の鬼に捕らわれた6人の「S」が迎える予想外の結末とは。一篇ごとに繰り返される奇想と驚愕。人の心の哀しさと愛おしさを描き出す、著者の真骨頂!
(「BOOK」データーベースより)
私は通勤しながら家事をしながら1日3時間ほど、2年以上Audibleを聴いています。
読みたい本は次々と増えていくけど、もうこれ以上読書時間は増やせない、、という方にAudibleはお勧めです。
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Audibleとは
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感想/ネタバレ少(ゾクゾク、驚愕)
人間の心の中にある暗いものに気づかされて、ゾッとします。
それぞれの物語は短く、聴きやすいです。終始不穏な空気感が流れている感じで何が起こるのかゾワゾワし、物語の最後には想像していなかった結末が毎編、待っています。
どうしたらこんな話を思いつくのだろうと考えずにはいられない物語ばかりです。
このような物語を作り出す想像力にも驚かされますが、描写がまた上手いです!
登場人物が今どんな心境なのか、どんな風に行動しているのか思い描きやすいです。
例えば、
『壺の中で、すっと水が静まったような。風の強い日に、開いていた窓をぴたりと閉じたときのような。ーーとにかく、何かが一瞬で僕の中から消えた。』
みんな同じように感じ、その情景を思い浮かべることができると思います。
人の恐ろしさを表現した描写も多く出てくるのですが、どれもゾワっと鳥肌が立ちます。
どの作品も忘れらないような結末が用意され、心に深く残ります。
人の本性が露わになり、やっぱり一番怖いのでは『人』だ、、、と思わされた作品でした。
Audibleで聴いた感想
6編の短編集で、つながりはありません。
それぞれの登場人物は少なく、名前がある登場人物もいますが、ほとんど「私」や「父」、「青年」などで話が進められます。
全編に共通して、『S』という人物が出てきますが、同じ人物ではなく、それぞれ別の人物です。
短編なので、隙間時間に聴くのに最適ですが、聴いた後は心に結構残りそうです。
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本の情報
著者:道尾 秀介
出版社: 角川書店
文庫: 2011/11/25発売、 232ページ
オーディオブック時間:6時間1分(1.5倍速で聴くと → 約4時間1分)
ナレーター:本多 諒太(声優)
最後に
まだ道尾秀介さんの作品を読んだことがないという方にも、この作品はお勧めです。
短いのでサクッと読めますが、道尾秀介さんの描きだす異様で恐ろしい物語にグイグイ引き込まれ読みごたえありです!
誰もが持つ恐ろしい人間の本性が垣間見えた作品でした。
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この機会にぜひお試しください!
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道尾秀介のAudibleで聴ける作品
(2024年12月11日時点)
2024/06/14配信予定
2024/05/31
この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!