こんにちは、かなとです。
なんとも目を引くのが表紙の善吉さん。
読んでみると予想通りで、侠気があり、かっこいい。
誰が相手でも変わらず、道理に合わないことがあれば、善吉流で正していきます。
読んでて、こちらもスカッとします。
しかし、
そんな善吉さんの周りで、一人、嗅ぎまわる刑事が、、。
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とにかくかっこいい！80歳、男、善吉。
大工の棟梁であり、昔気質で侠気ある善吉さん。
（ワンピースのガープ、レイリーに勝るとも劣らない。男っぷりです）
読んでいて、善吉さんの魅力に惹き込まれます。
一見、怖そうで近寄りがたい雰囲気があるので、嫁や孫達、周りの人たちから距離を置かれてしまいますが、様々なトラブルを共に乗り越えるうちに、善吉さんの人となりを知り、慕っていくようになります。
しかし、まぁ、そのトラブルへの立ち向かい方が、大胆不敵で、善吉さんなみの鋼の心身を持たなければ、常人にはマネできそうもないやり方なんですけどね、
読んでるとスカッとします。
そして、善吉さんの語る言葉も心に響くんですよね。
一本筋が通った善吉さんはかっこいいです。
ミステリー要素もありで、展開も気になります。
善吉さんの周りに不穏な影がつきまといます。
息子の家の火事に不審を抱く刑事が、善吉さんの周りを嗅ぎまわりだし、執拗に追及してきます。
刑事と善吉さんとのシーンがまた見物です。
この火事は、事件なのか事故なのか。事件であれば犯人は誰なのか。
どう話が展開していくのだろうと、先の気になるミステリーものでもあります。
あらすじ
父・秋山史親を火災で失った雅彦と太一、母・景子。
止むを得ず史親の実家の工務店に身を寄せるが、彼らは昔気質の祖父・善吉が苦手。
それでも新生活を始めた3人は、数々の思いがけない問題に直面する。
しかも、刑事・宮藤は火災事故の真相を探るべく秋山家に接近中。
だが、どんな困難が迫ろうと、善吉が敢然と立ちはだかる！
家族愛と人情味溢れるミステリー！
（Amazonより）
本の情報
著 者：中山 七里
出版社：光文社
発売日：2019/08/08
ページ数：377ページ
文庫本：770円
Kindle版：770円
Amazon評価：☆4.3
最後に
善吉さんの魅力にハマってしまい、もっと他のエピソードも読みたくなりました。
若かりし頃の話とか。
それは、もうすごい武勇伝があることでしょうね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました♪
