スリリング

『Another(アナザー)』綾辻行人 Audibleおすすめ小説、感想。

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こんにちは、かなとです。

今回は、綾辻行人さんの小説『Another(アナザー)』を紹介いたします。

3年3組に起こる学校の七不思議が、めちゃめちゃ怖いんです。

あらすじ

夜見山北中学三年三組に転校してきた榊原恒一は、何かに怯えているようなクラスの雰囲気に違和感を覚える。同級生で不思議な存在感を放つ美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みる恒一だが、謎はいっそう深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木が凄惨な死を遂げた! この”世界”ではいったい何が起きているのか!?

(「BOOK」データーベースより)

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感想(スリリング、驚愕)

学校の七不思議って聞いたことありますか。誰もいない音楽室でピアノの音がしたとか、階段の踊り場の姿見に知らない誰かが映っていたとか、、。

この『Another』にも、学校にまつわる不思議な話がでてくるのですが、私たちが今までに聞いたような七不思議とはちょっと毛色が違って、ほんとに、人が死んでいくんです。

榊原恒一(さかきばら こういち)という少年が、夜見北(よみきた)中学校3年3組に転校してきたことから話は始まり、『夜見北の七不思議』や『夜見北での心構え』などを聞きます。そして、これが度々念を押されるように言われて、妙に気になるのですが、「クラスの決め事は絶対に守るように」という言葉です。

そして、転校してきた3年3組の先生とクラスメイトの様子も奇妙で、何か言いたいことがあるようにしてるんだけど、言わず、教室の空気も堅苦しく、緊張感があります。みんなが、何かに怯えているようで、クラスの雰囲気にも違和感を感じます。

そして、これも違和感の一つなのですが、このクラスには “ミサキ メイ” という女の子がいるはずなのですが、先生を始めクラスみんなは、彼女の存在を無視し続けます。彼女の机も他とは違って、古びており、席も教室の端の一番後ろです。

その無視というのが、いじめているというよりは、恐れているといった感じで、これがすごく奇妙で、 “ミサキ メイ“ という少女の存在がどういったものなのか、謎に包まれ、気になります。

そして、恒一が “ミサキ メイ” に話しかけようとすると、クラスメイト達のリアクションが、また妙で、「いないものの相手をするのはよせ。ヤバいんだよ、それ」と釘まで刺されます。

恒一の転校してきた3年3組の周りで起こることが、奇妙で、違和感があり、それが積み重なり、なんだろうという気持ちが読んでいくうちに次から次へと湧いてきて、謎はどんどん深まります。

そして、恒一の家で飼っている九官鳥のレーちゃんや、ちょっとボケてしまったおじいちゃんが時々発する奇妙な言葉がまた意味深で、不気味さが増すんですよね。

Audibleで聴く際のポイント

視点は変わらないので聴きやすい。

途中、会話が入ったりしますが、視点は一定なので聴きやすいです。

話の流れをつかむまでは

・冒頭部分を何度か聴きなおす。(私は冒頭部分5分程度を2、3度聴きなおします)

・速度は、速めない。(私は1~1.2倍速で聴いています)

話の流れをつかむと、速度を上げても理解しやすいです。

冒頭部分をそのまま、なんとなく理解しながら聴き進めても、だんだんと話は頭に入ってくるようになりますが(大事なことは、何度か繰り返し出てきますので)、冒頭部分をちょっとマメに聴くことで、ぐっと聴きやすくなり、最初から本の世界に入りこめますよ。

登場人物を把握するとさらに聴きやすくなります。

榊原恒一(さかきばら こういち)肺の病気療養のため、祖父母の家から夜見北中学に通う。
見崎 鳴(みさき めい)左目に眼帯をしている謎のある女の子
3年3組の主なクラスメイト勅使河原 (てしがわら )、望月(もちづき)、風見(かざみ)、赤沢(あかざわ)、桜木(さくらぎ)、水野(みずの)
恒一の家族父:陽介(ようすけ)、母:理津子(りつこ)、母の妹:怜子(れいこ)
久保寺(くぼでら)3年3組の担任、国語
三神(みかみ)3年3組の副担任、美術
千曳(ちびき)第2図書室の司書

本の情報

著者:綾辻 行人

出版社 KADOKAWA

文庫(上)‎ 2011/11/25発売、 416ページ

文庫(下):2011/11/25発売、384ページ

オーディオブック時間:(上)9時間28分、(下)9時間41分

ナレーター:比留間 俊哉(声優)

オーディオブックの再生速度は、わりとゆっくりめなので、2倍速でも聴きとりやすいです。

徐々に速度をあげてみて、自分の聴きやすい速さで。

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最後に

この世界で何が起きているんだろうという気持ちが、押さえきれずに一気読みの本作でした。

恐怖と謎が読者(聴者)を魅了します。

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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かなと
本屋に行くのが好きで勤め先を本屋にしてしまいました。 読んでみて面白かったものをご紹介いたします。Audibleで聴く読書をするようになってから、読書量がぐんと増えました。1日3時間ほど(2年以上)聴いています。通勤しながら、家事をしながら聴けるので快適です♪夜のゆっくりした時間はこれまで通り本を読んだり、目を休ませたい時にはAudibleで過ごしています。読みたい本はますます増える!でもこれ以上読書時間は増やせないっという方、ぜひぜひAudibleを試してみませんか?!積読グングン減りますよ。