『AX アックス』Audibleおすすめ小説、感想。

こんにちは、かなとです。

今回は、伊坂幸太郎さんの小説『AX アックス』を紹介いたします。

殺し屋シリーズ第3弾です。

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あらすじ

最強の殺し屋は――恐妻家。

物騒な奴がまた現れた!
新たなエンタメの可能性を切り開く、娯楽小説の最高峰!

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれるほどだ。
兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。

こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。

書き下ろし2篇を加えた計5篇。シリーズ初の連作集!

（「BOOK」データーベースより）

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Contents

感想（スリリング、愉快、考えさせられる）

この物語の主人公は、日常生活では文房具屋の営業マンとして誠実に働き、一見するとごく普通の既婚男性です。しかし、その裏の顔は「兜」という名前で殺し屋としての生活を送る表の世界と裏の世界で生きる男です。

外見上は頭が上がらない恐妻家で、冷蔵庫のプリン一つにさえ気を遣うような男が、実は冷徹な殺し屋としての一面を持っている、、、というこのギャップが面白いです！

そして、この物語は家族愛が描かれています（主人公、息子の克己、妻それぞれの視点から描かれています）。

主人公が置かれている世界は、常に死と隣り合わせの危険に満ちていますが、そんな中で彼を支え、生きる希望となっているのが家族の存在です。

守るべきものがあると人は強くなれるというメッセージを伝えています。

この作品は連作短編集です。

視点を気を付けると大丈夫

章が変わる時、視点が変わることがあります。

→ 章の初めに誰の視点か言うので、章の始めの言葉を聴き逃さないようにしましょう。

今、誰の立場で話が進められているかを意識しながら聴くと、話の流れをつかみやすいです。

登場人物を把握するとさらに聴きやすくなります。