『グラスホッパー』Audibleおすすめ小説、感想。

『殺し屋シリーズ』第1弾です。

お人好しの鈴木、多くを語らない謎めいた槿（あさがお）、可愛らしい健太郎と幸次郎がでてきます。

伊坂幸太郎さんの作品は、キャラクター達がとても個性豊かで魅力的ですよね！！

Audibleでは、ナレーターさん1人で演じ分けています。キャラクター達がさらに魅力を増していますよ。

ぜひ聴いてみてください！

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「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。
どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。
鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。
それぞれの思惑のもとに――「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。
疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!

（「BOOK」データーベースより）

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Contents

感想（スリリング、愉快、考えさせられる）
Audibleの聴きやすさ
本の情報
最後に
- 伊坂幸太郎のAudibleで聴ける作品

感想（スリリング、愉快、考えさせられる）

物騒な非日常世界のスリリングな展開と、どこか愉快で温かみを感じる個性豊かなキャラクター達とのギャップにグイグイ引き込まれました！

予測不可能なストーリー展開にもハラハラさせられました。

そして、巧妙に張り巡らされた伏線が見事に(!!)回収された時は感動ものでした！

心に残る言葉もあります。

岩西の「ジャック・クリスピンいわく、、、」と話し出す言葉に心打たれ、「やるしかないじゃない」という鈴木の亡き妻が遺した言葉に勇気をもらいました。

没入感半端ない、とても面白い作品でした！！

Audibleの聴きやすさ

視点が次々と変わるので注意が必要。

今、誰の立場で話が進められているかを意識しながら聴くと、話の流れをつかみやすいです。

登場人物

鈴木（すずき）	妻を失い復讐を誓う元中学校教師
鯨（くじら）	自殺を専門にする殺し屋
蝉（せみ）	ナイフを使う若い殺し屋
槿（あさがお）	「押し屋」と疑われる謎に包まれた人物
岩西（いわにし）	殺し屋の間での仲介者
寺原（てらはら）	悪徳会社「フロイライン」の社長、裏社会でも名の知れた人物
比与子（ひよこ）	「フロイライン」の幹部、鈴木の上司