『火車』一気に引き込まれた【 Audibleおすすめ小説】あらすじと感想/ネタバレ少

俳優の三浦友和さんがナレーションをしています。

落ち着いた語り口が『火車』の仄暗い感じとあっていてゾクゾクします。

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あらすじ

休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。

（「BOOK」データーベースより）

私は通勤しながら家事をしながら1日3時間ほど、2年以上Audibleを聴いています。

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Contents

感想（ゾクゾク、考えさせられる、驚愕）
Audibleで聴いた感想
本の情報
最後に
- 宮部みゆきのAudibleで聴ける作品

感想（ゾクゾク、考えさせられる、驚愕）

1900年代後半の話なので、今とはちょっと時代背景が異なるので、イメージしづらいところもあるかもしれませんが、後半に差し掛かると、この先いったいどうなっていくのだろうと心ざわつき、聴くのをやめられないほどの没入感を感じます。

心にズシっとくる内容で、少し重ためですが、本の世界にどっぷりとはまりたい！！という方にはお勧めの作品です。

読後には、

自分も一歩足を踏み外すとこうなっていたかも、、、。

今、目の前にいる知人の姿は本当の姿ではないのかもしれない、、、。

と思わずにはいられませんでした。

Audibleで聴いた感想

三浦友和さんの落ち着いた声で語られるナレーションは、仄暗い感じが『火車』の雰囲気にあっています。
表にはでない何か隠されているものが常にあるような感じで、ゾクゾクさせられました。

登場人物が少し多いですが、下記にまとめている登場人物だけでもわかると話が掴みやすくなります。

ネタバレとなりますので、名前だけのもあります。

本間俊介(ほんましゅんすけ)	捜査一課刑事。怪我のため休職中。妻：千鶴子(ちづこ)、息子：智(さとる)
井坂恒男(いさかつねお)	本間家の隣人、妻：久恵(ひさえ)
栗坂和也(くりさかかずや)	千鶴子のいとこの息子。銀行員
関根彰子(せきねしょうこ)	栗坂和也の婚約者。母：淑子(としこ)
碇貞夫(いかりさだお)	本間俊介の同僚。
本多保(ほんだたもつ)	関根彰子の幼馴染み。
片瀬秀樹(かたせひでき)	下着通販会社ローズライン管理課課長補佐。
新城喬子(しんじょうきょうこ)
須藤薫(すどうかおる)	新城喬子の友人