こんにちは、かなとです。
脱獄した少年死刑囚の488日を追った物語です。
心が苦しくなりましたが、この先どうなるんだろうとグイグイ引き込まれます。
人の強さと優しさも身にしみます。
ストーリーもナレーションも素晴らしいと思います。
あらすじ
埼玉一家惨殺事件の未成年死刑囚が脱獄する。24時間フル稼働する東京オリンピック施設の工事現場、介護者の人手不足に喘ぐ千葉のグループホーム……。その場所に突然あらわれ逃亡そして潜伏を繰り返す彼の目的とは? 少年死刑囚の脱獄488日を追う!
(「BOOK」データーベースより)
感想/ネタバレ少(ゾクゾク、考えさせられる)
鏑木慶一(かぶらぎけいいち)という少年が夫婦と2歳の子を殺した罪で死刑囚となり、脱獄した日々488日が描かれています。
鏑木が逃亡した先々で出会った人の視点で話が語られていきます。
鏑木と時間を共にすることによって、鏑木の人柄が少しずつ見えてくるのですが、その人柄にはどうしても脱獄死刑囚という人物像が重ならず、なぜ?!どうして、この人が罪を犯したんだろう?なぜ、こうして逃げているんだろうという思いが離れず、頭の中が錯綜しました。
警察にも追われているハラハラ感も重なり、話にグイグイ引き込まれました。
すごく切なくて苦しいですが、この著者さんの他の作品も読んでみたいと思える面白さでした。
Audibleで聴いた感想
とても聴きやすく、冒頭からグイグイ引き込まれました。
ナレーターの方が素晴らしく、老若男女、巧みに演じ分けられていて、一人でしているとは思えないほどの違和感のなさでした。過度に抑揚をつけることもなく、聴きとりやすく想像しやすい話し方でした。
聴く際のポイント
冒頭の聴き始めは
話の流れをつかむまでは(登場人物、背景など)
・冒頭部分を何度か聴きなおす。(私は冒頭部分5分程度を2、3度聴きなおします)
・速度は速めない。(私は1~1.2倍速で聴いています)
話の流れをつかむと、速度を上げても理解しやすいです。
冒頭部分をそのまま、なんとなく理解しながら聴き進めても、だんだんと話は頭に入ってくるようになりますが(大事なことは、何度か繰り返し出てきますので。しかし、伏線は聴き逃したら終わりです泣)、冒頭部分をちょっとマメに聴くことで、ぐっと聴きやすくなり、最初から話に入り込めますよ。
もしも内容が掴めなくなってきた、わからなくなってきた、、( ノД`)シクシク…と思ったら
聴く速度を少しゆっくりすると、思考する余裕が生まれてくるので、ぐっと聴きやすくなります。私は普段1.5倍速ですが、これを1.2倍速にするだけで違います(たったの0.3倍速遅くしただけですが、だいぶゆっくり感じられます)。
こんな感じで私は聴いています。これは良さそうだなと思うところがあれば参考にしてみてください♪
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本の情報
著者:染井 為人
出版社: 光文社
単行本:2020/1/21発売、 484ページ
オーディオブック時間:20時間3分
ナレーター:渡辺 紘(声優)
オーディオブックの再生速度は、わりとゆっくりめなので、2倍速でも聴きとりやすいです。
徐々に速度をあげてみて、自分の聴きやすい速さで。
今回、私は1.5倍速で聴きました。言葉の聴きとりやすさ、理解しやすさが、私にはちょうど良かったです。2.0倍速でも聴きづらくはありませんが、ちょっと想像しながら聴くには、1.2~1.5倍速が私にはあってそうです。
最後に
「あとがき」まで読んでください。心救われます。
この本に対する著者の思いが詰まっています。
ここまで読んで「読了」だと思います。
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染井 為人のAudibleで聴ける作品
(2024年7月5日時点)
2024/08/30配信予定
2024/09/13配信予定
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この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!