こんにちは、かなとです。
先月に引き続き、今月もミステリ小説多めに読みましたので、衝撃的展開でおすすめの順にランキングいたしました。
選書の際の参考になれば幸いです。
ここで紹介している作品は、ほとんどAudibleで聴くことができます。(『この闇と光』だけは含まれていません)
Audibleとは
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- 『カラスの親指』道尾秀介
- 『この闇と光』服部まゆみ
- 『むらさきのスカートの女』今村夏子
- 『爆弾』呉 勝浩
- 『イニシエーション・ラブ』乾くるみ
- 『火車』宮部みゆき
- 『カエルの小指』道尾秀介
- 『若草色のポシェット』赤川次郎
- 最後に
『カラスの親指』道尾秀介
あらすじ
人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。道尾秀介の真骨頂がここに! 最初の直木賞ノミネート作品、第62回日本推理作家協会賞受賞作品。
(「BOOK」データーベースより)
感想
どんでん返しのスケールがとにかくデカく面白いです!!
怒涛のごとく伏線が回収されていくのも圧巻(!!)ですが、タケさんとテツさんのボケとツッコミのようなやりとりが絶妙で笑えます。ちょっと話が進むとテツさんより、さらにうわてがでてきます笑♪
『この闇と光』服部まゆみ
あらすじ
すべての世界が崩壊する衝撃と快感。驚愕必至の傑作ゴシックミステリ。
森の奥深く囚われた盲目の王女・レイア。父王からの優しく甘やかな愛と光に満ちた鳥籠の世界は、レイアが成長したある日終わりを迎える。そこで目にした驚愕の真実とは……。耽美と幻想に彩られた美しき謎解き!
(「BOOK」データーベースより)
感想
今までにない没入感を感じました。冒頭からぐっと引き込まれる世界観に、いつの間にか目が見えないお姫様レイアと同じ見えない感覚にとらわれ、心がざわつきながら読み進めました。後半になると世界観が一変し驚かされました。
『むらさきのスカートの女』今村夏子
あらすじ
「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導し……。
ベストセラーとなった芥川賞受賞作。文庫化にあたって各紙誌に執筆した芥川賞受賞記念エッセイを全て収録。
(「BOOK」データーベースより)
感想
「わたし」の住む町に「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女が住んでいるのですが、「わたし」はこの女と友達になりたいと思っていて、いろんな行動をしかけるのですが、、、。
読み進めていくうちに、話は、思わぬ奇妙さを増していきます。この話の異様さがわかると、ゾワーっとしてきます。途中で読むのをやめられない怖さと面白さがあります。
『爆弾』呉 勝浩
あらすじ
東京、炎上。正義は、守れるのか。
些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。
たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。
直後、秋葉原の廃ビルが爆発。まさか、この男“本物”か。さらに男はあっけらかんと告げる。
「ここから三度、次は一時間後に爆発します」。
警察は爆発を止めることができるのか。
爆弾魔の悪意に戦慄する、ノンストップ・ミステリー。
第167回直木賞候補作
『このミステリーがすごい! 2023年版』国内編
『ミステリが読みたい! 2023年版』国内篇のダブル1位!!
(「BOOK」データーベースより)
感想
事件の真相にも驚かされますが、スズキタゴサクという奇妙な男と刑事との取り調べ室内で行われる心理戦が面白いです。
そして、Audibleで聴くとナレーションが素晴らしいです。一人で声色を使い分けているとは思えません。特にスズキタゴサクの声は絶妙です。常軌を逸したスズキタゴサクにゾゾっとします。
『イニシエーション・ラブ』乾くるみ
あらすじ
「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。僕がマユに出会ったのは、人数が足りないからと呼びだされた合コンの席。理系学生の僕と、歯科衛生士の彼女。夏の海へのドライブ。ややオクテで真面目な僕らは、やがて恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説──と思いきや、最後から二つめのセリフ(絶対に先に読まないで!)で、本書はまったく違った物語に変貌してしまう
(「BOOK」データーベースより)
感想
気づかずに読み終わったら、普通の青春恋愛小説です笑。しかし、ある点に気づくとガラガラと今まで自分が想像していた物語が崩れます。「やられたわ、、、」の一言です笑。
この作品は読み直さずにはいられません。
登場人物も少なく、Audibleでも聴きやすいです。
『火車』宮部みゆき
あらすじ
休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る傑作。
(「BOOK」データーベースより)
感想
心にズシっとくる内容で、少し重ためですが、本の世界にどっぷりとはまりたいという方にはお勧めの作品です。後半に差し掛かると、いったいどうなっていくのか、先が気になり読むのをやめられません。
自分も一歩足を踏み外すと、、、と思わずにはいられません。
『カエルの小指』道尾秀介
あらすじ
「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」
詐欺師から足を洗い、実演販売士として生きる道を選んだ武沢竹夫に、
訳ありの中学生・キョウからとんでもない依頼が。
母親が残酷な詐欺被害にあったのを境に、厳しい現実を生きることになったキョウ。
武沢は彼女を救うため、かつての仲間を再集結、大仕掛けを計画する
(「BOOK」データーベースより)
感想
『カラスの親指』から十数年後の話。武沢らが中学生・キョウのために大ペテンを仕掛けていくのですが、この騙し合いがすごい!後半、怒涛のごとく明らかになっていきます。
もうウソでしょ、、。と誰も信じられなくなりそうです笑。
この作品から読んでも楽しめますが、前作『カラスの親指』から読むことをお勧めします。前作出てきた人物や話が出てくるので、読んでいた方がわかりやすいですし、その方が面白く読めます。
『若草色のポシェット』赤川次郎
あらすじ
杉原爽香(すぎはらさやか)、十五歳の秋――それは、親友の死ではじまった。「学校で会いたいな」土曜の深夜、爽香が受けた電話は、行方不明中の親友・久代からだった。学校へ急行した爽香は、教室で久代の死体を発見する。かたわらには、若草色のポシェットが……。主人公の少女が、一作ごとに成長していく画期的ミステリー!
(「BOOK」データーベースより)
感想
まさかの結末。ちょっと古い作品ですが、二転三転、結末の読めない作品でした。赤川次郎さんの本は『三毛猫ホームズシリーズ』をよく読んでいて、この作品も長く続いているので、どんな作品かなーと軽い気持ちで読んでみたら、かなり衝撃的な作品でした。面白かったとは言いづらい内容の作品ですが、インパクト大で、続編も読みたい!と思わせる作品でした。
最後に
今月の面白かった本はほとんどAudibleでも聴くことができます。
『火車』は三浦友和さんがナレーションしています。
どの作品もほとんど一人でナレーションをつとめているのですが、それぞれの役柄のイメージにあわせて声色を使い分けており驚かされます。
頭の中で映像を見ているような感覚にとらわれます。Audibleでの読書体験を試してみてください。
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この記事が少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!