【聴ける!】Audibleおすすめのミステリー&サスペンス小説(ホラーも有)

本を読む時間がない。でもミステリーは読みたい。
そんな方におすすめなのが、Audibleの “聴く読書” です。
通勤中や家事をしながらでも、物語の世界に没頭できます。
しかも、ナレーターの声で聴くミステリーは、活字で読むのとは違う緊張感や臨場感があります。
今回は、3年以上Audibleを聴いている私が、ミステリー&サスペンスを中心に30作品を厳選しました。
「どんでん返し」「ゾワッとするホラー」「初心者でも聴きやすい作品」まで、目的別にまとめています。
今なら30日間、無料で体験できます。
無料期間中の解約も可能なので、安心して試せます。
🎧 Audibleとは
Audibleは、通勤や家事の時間を “読書時間” に変えてくれるサービスです。
Amazonが提供する聴く読書サービスで、月額1,500円で対象作品が聴き放題。
「読む時間がない」という悩みを解決してくれます。
おすすめのミステリー&サスペンス 8選
『正体』染井 為人
一家惨殺事件の犯人として死刑判決を受けた少年が脱獄する。
東京オリンピック施設の工事現場、住み込みバイト、宗教施設、グループホーム…。
姿を変えながら潜伏を続ける彼。
本当に彼が犯人なのか。
逃亡の先にある「正体」とは何か。
息が詰まるような緊張感が続き、ページ(耳)が止まりません。
すごく切なくて苦しいですが、染井さんの他の作品も読みたい!!と思える面白さです。
🎧 Audibleで聴くと
ナレーター渡辺紘さんの演じ分けが見事。
老若男女の声色の違いが自然で、一人で読んでいるとは思えない没入感があります。
20時間超えの長編ですが、テンポが良く、引き込まれて一気に聴けます。
『悪い夏』染井 為人
第37回横溝ミステリ大賞優秀賞受賞作
26歳の守は生活保護担当のケースワーカー。
ある女性との出会いをきっかけに、不正受給、貧困、ヤクザ――
負の連鎖に巻き込まれていく。
“悪”ばかりの世界に足を踏み入れたとき、守の夏は決定的に狂い始める。
もうこんな「悪」ばかりの世界は嫌だと思いながらも、先が気になりやめられない。
読ませる力の凄さを感じます。
🎧 Audibleで聴くと
ナレーター・大久保多聞さんの低く落ち着いた声が、この物語の不穏な空気とよく合います。
登場人物は多いですが、声の演じ分けが自然で、混乱せず聴けました。
心やられます。
クズ野郎の多さにムカムカします。
それでも――やめられない。
耳が止まらない、
没入させられる面白さがあります。
『爆弾』呉 勝浩
第167回直木賞候補作。
「このミス」「ミステリが読みたい!」2023年版 国内1位の話題作。
些細な傷害事件で連行された中年男。
取調べ中、彼は告げる。
「十時に秋葉原で爆発がある」。
そして、本当に爆発が起きる。
取調室で繰り広げられる、
息詰まる心理戦。
止められるのか。
この男は何者なのか。
ページ(耳)が止まりません。
事件の真相にも驚かされますが、取調室で繰り広げられるスズキタゴサクと刑事の心理戦がとにかく面白い。
そして、ナレーションが素晴らしい。
一人で演じ分けているとは思えない臨場感です。
🎧 Audibleで聴くと
ナレーションが圧巻。
スズキタゴサクの不気味さが際立ち、緊張感が途切れません。
登場人物は多めで少し複雑ですが、再生速度を落とすと理解しやすいです。
『営繕かるかや怪異譚』小野 不由美
古い家にまつわる怪異を描く連作短編集。
雨の日に鳴る鈴の音。
誰もいないはずの屋根裏の気配。
閉めたはずの襖が、何度も開いている――。
けれど現れるのは、祓う人ではなく「営繕屋」の尾端さん。
壊れた“家”を直すことで、怪異に向き合っていく物語です。
1話1話の家にまつわる怪奇現象はおどろおどろしく、恐る恐る聴く感じですが、「営繕屋」の尾端さんが出てくると、ちょっと張り詰めた感じが緩み、ほっとします。
🎧 Audibleで聴くと
ナレーター・望田ひまりさんの語りが、この世界観にぴったり。
静かで落ち着いた声が、怪異の気配をよりリアルに感じさせます。
少しゆっくり目で聴くと、家のきしむ音や雨の空気まで伝わってくるよう。
怖さと優しさが同居する物語。
耳で聴くことで、その余韻がより深く残ります。
『若草色のポシェット』赤川次郎
十五歳の秋。
親友の死から物語は始まる。
深夜の電話。
「学校で会いたいな」
教室で見つかった親友の遺体。
そして、かたわらに残された若草色のポシェット――。
少女・爽香が事件に向き合いながら成長していく、青春ミステリーです。
まさかの展開。二転三転、結末の読めない作品。
🎧 Audibleで聴くと
ナレーター・羽飼まりさんの声がとても聴きやすい。
登場人物ごとに自然に声色を変えてくれるので、混乱せず物語に入り込めます。
ドキドキ、ハラハラ。
テンポもよく、あっという間に聴き終えてしまう作品です。
『火車』宮部みゆき
休職中の刑事・本間俊介は、失踪した女性・関根彰子の行方を探すことになる。
自ら姿を消し、痕跡まで消している彼女。
なぜ、そこまでして消えなければならなかったのか。
追えば追うほど見えてくるのは、 “カード社会” の闇と、ある女性の切実な人生だった。
後半に差し掛かると、いったいどうなっていくのか、先が気になり読むのをやめられないほどの没入感を感じます。
心にズシっとくる内容で、少し重ためですが、本の世界にどっぷりとはまりたいという方にはお勧めの作品。
🎧 Audibleで聴くと
ナレーター・三浦友和さんの落ち着いた声が、この物語にぴったり。
仄暗い感じが『火車』の雰囲気にあっています。
表にはでない何か隠されているものが常にあるような感じで、ゾクゾクさせられます。
登場人物は少し多めなので、人名を意識しながら聴くと入りやすいです。
『黒牢城』米澤 穂信
第166回直木賞受賞!
本能寺の変から四年前。
織田信長に反旗を翻した荒木村重は、有岡城に籠城していた。
城内で起こる不可解な事件。
疑心暗鬼に揺れる兵と民。
村重は、捕らえた黒田官兵衛に謎解きを求める。
乱世の城という密室で繰り広げられる、
歴史×本格ミステリー。
時代小説はあまり読まない私でも、これは面白かった。
歴史が苦手な人にも、きっと入り口になる作品。
時代小説特有の聞き慣れない言葉もいつの間にか気にならなくなってた。
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ナレーター・荻沢俊彦さんの語りがとにかく素晴らしい。
重厚で落ち着いた声が、籠城の緊張感をじわじわと伝えてきます。
人物ごとの演じ分けも自然で、まるでその場にいるような臨場感。
登場人物は多めなので、ゆっくりめで聴くとより世界観に入りやすいです。
『誰が勇者を殺したか』駄犬
勇者は魔王を倒した。
そして――帰らぬ人となった。
四年後。
王国は勇者の偉業を記録するため、かつての仲間たちに話を聞き始める。
騎士、僧侶、賢者。
語られていく過去。
少しずつ明かされる違和感。
勇者を殺したのは、魔王か。
それとも――仲間か。
ファンタジーの皮をかぶった、群像ミステリー。
勇者を殺したのは、魔王なのか、それともパーティの仲間たちなのか。
読み進めると、意外な角度へとドンドンと話が展開していき、少しずつ明かされていく真実に驚き、ウルっとさせられます。
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ナレーター・徳石勝大さんの声が、この物語にぴったり。
落ち着いた語りで、それぞれの人物の心情が静かに伝わってきます。
視点が切り替わる構成なので、「今、誰の視点か」を意識するとより聴きやすい。
ファンタジーだけど、軽くない。
耳で聴くことで、群像劇の奥行きがより際立ちます。
どんでん返し小説 9選(わかってても、どんでん返される!)
『方舟』夕木 春央
「週刊文春ミステリーベスト10」&「MRC大賞2022」堂々ダブル受賞!
友人と訪れた地下建築「方舟」。
地震により出口は塞がれ、水が流入し始める。
このままでは全員助からない。
生き残るには――
誰か一人を犠牲にするしかない。
極限状況の中で起きる殺人。
犯人以外の全員が、ある思いを抱く。
密室×サバイバル×心理戦のミステリー。
ラストの衝撃に唖然。
読書にハマるきっかけの1冊になると思う
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ナレーター・山内璃久亜さんの語りが緊張感を引き立てます。
登場人物はやや多め。
序盤は人間関係を意識して聴くと入りやすい。
じわじわ迫る恐怖と焦燥。
音で聴くことで、閉ざされた空間の圧迫感がよりリアルに伝わります。
『ハサミ男』殊能 将之
連続美少女殺人事件。
犯人は“ハサミ男”と呼ばれる猟奇殺人鬼。
だが物語は、そのハサミ男の視点から始まる。
次の標的を決めたその矢先――
自分と同じ手口で少女が殺されていた。
犯人は誰なのか。
そして“ハサミ男”の正体とは。
読者の思い込みを巧みに利用する、知的で冷たいミステリー。
気味が悪くゾクゾクしながら読んでいると、話の方向は思わぬ展開に、、、。
その方が絶対面白い!
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松岡 佑季さんの淡々とした語りが、この物語の冷たさと不気味さを際立たせます。
登場人物は少し多めですが、演じ分けが自然で混乱せず聴けました。
ドキドキというより、じわじわ追い詰められる感覚。
この作品は、前情報をあまり入れずに聴いてほしい。
その方が、絶対に面白い
『予言の島』澤村 伊智
「8月25日から26日の未明に、島で6人が死ぬ」
そんな予言が残された霧久井島。
半信半疑で訪れた若者たちの中から、本当に死者が出る。
偶然か、予言か。
やがて真相が明らかになったとき、世界の見え方が変わる。
初読はミステリ。
二度目はホラー。
ラストに近づき、この予言の真相が明らかになると、世界観が一変し、ゾワっと鳥肌が立ちます、、、。
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乃神亜衣子さんの語りがとにかく上手い。(2回聴いて思いました!)
登場人物は少し多めですが、声の使い分けが巧みで、物語に自然と入り込めます。
序盤は少し混乱するかもしれませんが、気づけばどんどん引き込まれます。
『アリアドネの声』井上 真偽
巨大地震が発生。
地下に取り残された女性は、目が見えず、耳も聞こえない。
光も音も届かない、完全な孤立。
生存可能時間はわずか。
極限状態の中、
救出は間に合うのか――。
ハラハラあり、感動ありで、グイグイ引き込まれます。
映像化されたら、描かれてる世界がもっとわかりやすくて、さらにスリリングになりそう!
あなたはどっち側の人間でしょうか、、。
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聴いてるだけで息が詰まりそう。
でもただのパニック小説ではありません。
“人が人を信じる力”に、胸が熱くなりました。
映像向きだと思っていましたが、音声だけでも十分に緊張感が伝わる。
上野翔さんのナレーションは臨場感たっぷり。
ハラハラしっぱなしの6時間でした。
『儚い羊たちの祝宴』米澤 穂信
夢想家のお嬢様たちが集う読書サークル「バベルの会」。
優雅で閉ざされた世界。
しかしある夏の日、会員の屋敷で悲劇が起こる。
それをきっかけに、毎年同じ日に事件が起きていく。
甘美な空気の奥に潜む、冷たい悪意。
最後の一行が、すべてをひっくり返す。
5作の短編集で、衝撃的なラストが毎回用意され、心えぐられます。
すべては『バベルの会』に繋がっており、最後の5作目でさらに衝撃のラストが待っており戦慄させられます。
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世界観が独特で、最初は少し戸惑うかもしれません。
けれど、静かに張り巡らされた伏線が
最後に一気に回収される瞬間――
ゾワッとしました。
派手ではないのに、読後の余韻がじわじわ怖い。
飯野めぐみさんの落ち着いた語りが、この物語の “上品な狂気” をより引き立てています。
二度、三度と聴きたくなる一冊。
『リバース』湊 かなえ
深瀬和久は、平凡な会社員。
趣味はコーヒー。
静かな毎日を送っていた。
しかしある日、恋人のもとに届く一通の告発文。
「深瀬和久は人殺しだ」
何のことなのか。
彼は本当に“何か”を隠しているのか。
物語は、過去のある出来事へとさかのぼっていく。
あの日、何があったのか。
ラストの衝撃にやられます。
まったく予想していなかった真相に、固まります、、。
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藤原竜也さんの声は存在感が強いので、少しゆっくりめで聴くのがおすすめ。
登場人物は多くありませんが、過去と現在が交錯するので整理しながら聴くと入りやすいです。
後味が、まさに湊かなえさん作品らしい一冊。
『イニシエーション・ラブ』乾くるみ
合コンで出会った
理系男子・鈴木と、歯科衛生士のマユ。
不器用な僕と、少し大人びた彼女。
初めての恋。
電話。ドライブ。就職。遠距離。
どこにでもありそうな
甘くて、少しほろ苦い青春恋愛小説――
のはずが。
物語の“最後から二行目”で、世界が反転する。
それまでの出来事の意味が
一気に書き換わる物語。
気づかずに読み終わったら、普通の青春恋愛小説です(笑)。
しかし、ある点に気づくとガラガラと今まで自分が想像していた物語が崩れます。
「やられたわ、、、」の一言です(笑)。
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とても聴きやすいです。
登場人物も多くなく、恋愛小説のように自然に入っていけます。
ただ、途中で小さな違和感が生まれます。
そしてラストで――
物語の見え方が一変します。
思わず最初から聴き直したくなる一冊です。
『逆転正義』下村 敦史
あふれる“正義”。
見て見ぬふりはできない。
許せない。守りたい。
その思いが、思わぬ結末を招いていく。
どんでん返しの名手が描く、常識がひっくり返る短編集。
試されているのは――
あなたの正しさ。
6編の短編集。どれも『どんでん返し』が待っています。
特に最終話は『やられた感』がっ!!
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短編集なので、すきま時間に聴きやすいです。
テンポよく進み、内容も頭に入りやすい。
けれどラストで、自分の“正義”が揺らぐ。
最後まで油断できない一冊。
『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティー
孤島に招かれた、
面識のない10人の男女。
だが、主催者の姿はなく、夕食の席で突然、彼らの“過去の罪”が告発される。
そして――
童謡の歌詞どおりに、一人、また一人と消えていく。
犯人は誰なのか。
それとも、全員が罪人なのか。
ミステリー史に残る、究極のクローズドサークル。
これまで数々の作品に影響を与えオマージュ作品も多く出ているので、読むと今まで読んだあの作品も『このオマージュ作品だったんだ!』とわかり、この作品の偉大さを感じます。
終盤に怒涛の展開が待っており、納得の読了感で、『そして誰もいなくなった』というタイトルを意味深く感じてしまいます。
『そして誰もいなくなった』というタイトルを意味深く感じた。
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登場人物は多く、最初は少し難しく感じるかもしれません。
でも、ナレーターの声の演じ分けが見事で、人物像がはっきり浮かびます。
静かに進むのに、緊張感はずっと途切れない。
「古典だから知っている」と思っていても、やっぱり面白い。
最後まで、見事に翻弄されました
クスリと笑える~3選
『カラスの親指』道尾秀介
人生に敗れ、詐欺を生業にしてきた中年コンビ。
ある日、ひとりの少女が転がり込み、奇妙な共同生活が始まる。
5人と1匹。
軽妙で、どこかユーモラス。
でも、それぞれが重い過去を抱えている。
やがて動き出す、大きな “計画”。
最後に待つのは、鮮やかな逆転と、思いがけない余韻。
どんでん返しのスケールがとにかくデカく面白いです!!
怒涛のごとく伏線が回収されていくのも圧巻!!ですが、タケさんとテツさんのボケとツッコミのようなやりとりが絶妙で笑えます。
ちょっと話が進むとテツさんより、さらにうわてがでてきます(笑)♪
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基本はタケ(多田啓太さん)の視点で進みます。
途中で視点が変わるので、そこだけ少し意識すると入りやすい。
登場人物は多すぎず、物語は比較的追いやすいです。
『カエルの小指』道尾秀介
元・詐欺師の武沢。
過去を清算し、まっとうに生きようとしていた彼の前に、ひとりの少女・キョウが現れる。
母親が詐欺被害に遭い、追い詰められているという。
再び動き出す、かつての仲間たち。
久々の“大仕掛け”。
だますのは、悪か。
それとも――。
『カラスの親指』から十数年後の物語。
キョウのために仕掛ける “大ペテン” が本当にすごい。
後半は怒涛の展開で、「もうウソでしょ…」と誰も信じられなくなりそうです(笑)。
読むなら前作からがおすすめ。
つながりがわかると、面白さが倍増します。
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前作同様、ナレーターの演じ分けが見事。
人物の感情が声で伝わるので、仕掛けの緊張感がより際立ちます。
後半は一気に加速。
耳で聴いていても、見事に翻弄されました。
『体育館の殺人』青崎有吾
“平成のエラリー・クイーン”衝撃のデビュー作。第22回鮎川哲也賞受賞作。
嵐の放課後、体育館で刺殺事件。
現場は密室。
疑われたのは、その場にいた一人の生徒。
真相を暴くのは、校内に住む天才・裏染天馬。
細かく張り巡らされたアリバイと時間。
論理で解く、本格密室ミステリー。
密室の謎解きというだけで、ちょっとワクワクします。
しかも、この難事件を解くのが、“引きこもりでアニメオタクの変人”。
そのギャップがまた面白い。
論理で組み立てられた謎を、スルスル解いていく展開は読んでいて気持ちいい。
ラストのどんでん返しには、心がザワついた、、。
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難易度はやや高め。
登場人物が多く、時間やアリバイが細かく出てきます。
体育館や放送室など、場面も少し複雑。
再生速度を少し落としたり、巻き戻し機能を使うのがおすすめ。
そのぶん、
真相が見えた瞬間の爽快感は格別。
本格推理を “耳で挑戦” する一冊。
ホラー小説 3選
『Another(アナザー)』綾辻行人
夜見山北中学、三年三組。
転校してきた榊原恒一は、どこかおかしいクラスの空気に気づく。
皆が “いないもの” として扱う、美しい少女・見崎鳴。
触れてはいけない何かがある。
やがてクラスで、不可解な死が起こり始める。
これは呪いなのか。
それとも――。
学園を舞台にした、本格ホラー×ミステリー。
ゾワゾワします。
恒一の転校してきた3年3組の周りで起こることが奇妙で違和感があり、それが積み重なっていきます。
『なんだろう、何が起きてるの?!』という気持ちが次々と湧いてきて、謎はどんどん深まっていきます。
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視点は基本的に変わらないので、物語自体は追いやすいです。
ただし、不穏な空気がずっと続く。
静かに進むのに、じわじわと怖い。
上巻・下巻あわせてボリュームはありますが、気づけば引き込まれていました。
『黒い家』貴志 祐介
第4回日本ホラー小説大賞受賞
保険会社に勤める若槻。
顧客の家を訪ねた彼は、そこで子どもの首吊り死体を発見してしまう。
事故か、自殺か――。
だが、その家族の様子はどこかおかしい。
違和感は、やがて確信へ。
そして、想像を超える悪意が姿を現す。
これは怪談ではない。
“人間” が一番怖い、心理サスペンス。
怖い怖い怖い怖い。
先を自分なりに想像しながら聴いてましたが、中でも最悪な方に話が進んでいって、もうハラハラドキドキさせられます(恐)。
人間マジで怖い。
そして終わり方がまた怖かった。まだ続くの、もうやめて、、。
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淡々とした語りが、逆に怖い。
音で聴くと、緊迫感が増し、ドキドキハラハラが止まらない!
長めの作品ですが、気づけば止めどきがわからなくなる。
「怖い」のに、やめられない。
『夜市』恒川 光太郎
選考委員激賞の、第12回日本ホラー小説大賞受賞作
年に一度だけ開かれる、不思議な「夜市」。
そこでは、どんな願いもかなう。
少年・裕司は、野球の才能と引き換えに、大切なものを売ってしまった。
そして大人になった今、彼は再び夜市を訪れる。
取り戻すために。
幻想的で、どこか切ない物語。
独特な世界観に冒頭から引き込まれます。
ホラー小説なんですが、怖いというよりも、ノスタルジックで不思議な感じがします。
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語り口がやさしく、この世界観にすっと入り込めます。
登場人物も多くなく、落ち着いて聴ける。
ホラー小説はいつもより再生速度を少しゆっくりにすると、より雰囲気が味わえます。
【初心者向け・聴きやすい】ゾワっとするもの 7選
「ちょっとゾワっとするものを聴いてみたい」
そんな方に向けて、聴きやすい作品を集めました。
選んだ基準は↓
- 登場人物が少ない
- 聴く時間が短め
- 内容が複雑すぎない
- ゾクゾクしつつ、物語に入り込みやすい
これらの基準で、「はじめての1冊」にもおすすめできる作品を選びました。
Audible初心者の方にもぴったりです。
『誰かが私を殺した』東野 圭吾
「私は、殺された。」
亡き者となったはずの女性が、自分の死の真相を語り始める。
国重ホールディングスの“女帝”。
完璧な経営者であり、母でもあった彼女。
だが、その裏には
多くの敵と恨みがあった。
いったい誰が、なぜ――。
事件を追うのは、加賀恭一郎。
死者の視点と、刑事の推理が交錯する、異色のミステリー。
Audibleファースト作品です。
Audibleのために書き下ろされた新作で、「音声」での表現を前提に作られています。
そのため、紙の本をそのまま朗読するタイプの作品よりも、聴いていて内容が頭に入りやすく、情景も想像しやすいです。
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豪華キャストの演じ分けが圧巻。
複数ナレーターによる掛け合いで、ドラマを聴いている感覚に近いです。
物語も比較的追いやすく、テンポよく進む。
死者の語りは淡々としているのに、逆にぞくっとする。
短めで、一気に聴ける一冊。
『鬼の跫音』道尾 秀介
6つの短い物語が入った作品です。
どの話にも「S」という人物が登場しますが、同じ人ではありません。
それぞれ別の物語なのに、読み進めるうちに「もしかして……」と、どこかつながりを感じはじめます。
愛情や嫉妬、後悔やうそ。
人の心の “見たくない部分” が静かに描かれていきます。
短いのに、あとからじわっと残る。
“人間の怖さ” を味わいたい方に、おすすめの一冊です。
人の心の中にある暗いものに気づかされて、ゾッとします。
終始どこか不穏な空気が流れ、何が起こるのかと落ち着かないまま、最後には思わぬ結末が待っています。
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短編集なので、隙間時間に聴きやすいです。
登場人物も多くなく、物語ごとに区切りがあるので追いやすい。
ただし――
聴き終わったあと、心に結構残ります(笑)。
『パッとしない子』辻村深月
小学校では、先生も生徒も、毎年入れ替わっていきます。
たくさんの子どもたちと出会う中で、印象に強く残る子もいれば、「なんとなく目立たない子」もいる。
でも、本当にそうでしょうか。
ある先生の記憶をたどりながら、一人の“パッとしない子”の存在が浮かび上がってきます。
人は、誰かの記憶の中で、どんなふうに残っているのか。
短いけれど、じんわりと心に残る物語です。
いろいろと考えさせられます。
読後感は明るいものではありませんが、展開が面白い。まさかの展開!
記憶は、知らないうちに自分に都合よく書き換えられていくのかもしれません。
だからこそ、何気ない一言にも気をつけたいと思わされます。
🎧 Audibleで聴くと
約1時間半と短く、隙間時間にぴったり。
語りもやさしく、落ち着いて聴けます。
派手な展開はありませんが、聴き終わったあと、「自分はどうだっただろう」と
考えさせられます。
『むらさきのスカートの女』今村夏子
「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方がない〈わたし〉。
遠くから彼女を見つめ、彼女の行動を追い、やがて“友だち”になるために動きはじめます。
同じ職場で働けるように仕向け、少しずつ距離を縮めていく――。
でも、その関係は本当に「友だち」なのでしょうか。
読み進めるほどに、どこか奇妙で落ち着かない空気が広がっていきます。
静かなのに、ぞわっとする。
不思議な読後感が残る一冊です。
「わたし」の住む町には、「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性がいます。
〈わたし〉は彼女と友だちになりたくて、少しずつ距離を縮めようとするのですが…。
読み進めていくうちに、話は、思わぬ奇妙さを増していきます。
この話の異様さがわかると、ゾワーっとしてきます。
🎧 Audibleで聴くと
登場人物は多くなく、落ち着いた語りで聴きやすいです。
約4時間弱と短めで、一気に聴くこともできます。
聴けば聴くほど、〈わたし〉の奇妙さがじわじわ増していく。
派手な展開はありませんが、最後まで気になってやめられません。
『とんこつQ&A』今村夏子
中華料理店「とんこつ」で働き始めた〈わたし〉。
少しずつ仕事を覚え、「いらっしゃいませ」と言えるようになり、やっと居場所を見つけたはずでした。
でも――。
どこかちぐはぐで、かみ合わない会話。
悪気がないのに、なぜか傷ついてしまう人たち。
「普通」の顔をしているのに、少しずつ、世界のゆがみが見えてきます。
静かに、じわじわと怖い。
人の無自覚な残酷さに、ぞっとさせられる短編集です。
今村夏子さんの独特な世界観。
ジワジワと不気味さが増していきます。
🎧 Audibleで聴くと
約5時間半。
1話ごとに区切りがあり、聴きやすい構成です。
筒井かんなさんの落ち着いた語りが、物語の不穏さをより際立たせます。
派手な展開はありませんが、じわじわと違和感が積み重なり、気づけば引き込まれている一作です。
『変な家』雨穴
知人が購入を検討している一軒家。
一見、どこにでもありそうな普通の家なのに、間取り図をよく見ると、どこかおかしい。
使い道のわからない“謎の空間”。
不自然な動線。
二重扉、窓のない子ども部屋――。
間取りの違和感を追いかけていくうちに、思いもよらない事実が浮かび上がってきます。
「家」という身近な存在が、少し怖くなる一冊です。
家の間取り図が付属資料としてついています。
聴きながら図面を見られるので、「奇妙な違和感」がよりはっきり伝わります。
Audible向きの一冊です。
🎧 Audibleで聴くと
約4時間弱で聴きやすい長さ。
図面を見ながら聴くと、違和感がよりはっきり伝わります。
複数の声優による演出で、物語が立体的に展開。
テンポがよく、気づけば一気に聴いてしまいます。
『泣き童子』宮部みゆき
三島屋の黒白の間。
そこでは、訪ねてきた人が自分の不思議な体験を語り、聞き手はただ静かに耳を傾けます。
ある日やってきたのは、どこか生気のない、不思議な男。
彼が語りはじめたのは、虫の息で床に伏す幼子の話でした。
静かに語られる物語の奥に、じわりとした恐怖と哀しみが広がっていきます。
最初から不穏な空気が漂っていますが、終盤は畳みかけるように展開し、ゾクっとします。
こんな童子がいたら、ちょっと気味が悪い。
でも、現実にも似たようなことがあるのかもしれません。
泣かれたり、泣くのを絶対に聴きたくない!
🎧 Audibleで聴くと
約2時間と短めで、隙間時間にも聴きやすい長さ。
平田満さんの穏やかな語りが、逆に物語の不気味さを際立たせます。
静かなのに、ありありと情景が浮かび、聴くほどに怖さが増していきます。
読書よりも、耳で聴くほうが
より深く入り込める一作です。
最後に
ミステリー&サスペンス、どんでん返し、クスッと笑える作品、ホラー、そして初心者向けの聴きやすい作品まで。
今回は幅広くご紹介しました。
どれも、物語の世界にぐっと引き込まれる作品ばかりです。
もし「ちょっと違うかも」と思っても大丈夫。
次の一冊を気軽に試せるのも、聴き放題の魅力です。
Audibleなら、ミステリーの緊張感や臨場感を “音” で味わえます。
本を開く時間がなくても、家事をしながら、移動しながら、物語の世界に浸ることができます。
Audibleを使った感想
耳を傾けるだけで読書ができるので、疲れている日でも、目を閉じたまま楽しめます。
横になりながらでもOK。
読書のハードルが、ぐっと下がりました。
ゆったりとした時間が流れて、とてもリラックスできます。
まだAudibleを試したことがない方は、30日間の無料体験が利用できます。
合わなければ、無料期間中の解約も可能です。
これまでにない読書体験を、一度味わってみてください。
通勤時間や家事の時間が、ちょっと楽しみになりますよ。
※無料体験中でも解約できます。
合わなければ、期間内の解約で料金はかかりません。
Audibleについてのよくある質問
登録は数分程度で簡単にできます。詳しくは下記の記事をご覧ください
内容が入ってきやすいものと入ってきにくいものがあります。登場人物が少ないものや、視点が変わらないもの、時系列が動かないものは、わかりやすいです。
登場人物が少ないものや視点が変わらないものが聴きやすいです。下記の記事で初心者向けに聴きやすいものを選んでいます。聴き放題ですので、無料体験でいろいろ聴いてみてください。
直木賞、芥川賞、本屋大賞に輝いた作品も数多くラインナップされています。他にもビジネス・自己啓発本などもあり、12万以上の作品が聴き放題になっています。下記の記事でおすすめ作品を選んでいます、ご参考にしてみてください。
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