こんにちは、かなとです。
登場人物が全員同姓同名。
えっ？！どーゆーことって思いますよね。
それって、読んでてわけわかんなくならない？！
はい、、わけわからなくなります、、。
この人誰だっけ？？ってなって、前に戻ってみたり、ちょっとメモってみたりと。
読んでて、混乱はするのですが、すごいな、この本って思いながら読んでました笑
話的にも、現代かかえているネットリテラシー問題が取り上げられてて、興味深いですよ。
自分が渦中だったらと思うとゾッとします、、、。
『同姓同名』登場人物が全員同姓同名！
すごいです。こんな小説みたことない。
登場人物が全員同姓同名。
ページを開いてみたらわかります。同じ名前がそこかしこに。
それ見ただけでも、ミステリーです。
混乱間違いなし。
この本にたくさん出てくる名前が “大山正紀（おおやま まさのり）”です。
野球部の大山正紀
中学生の大山正紀
家庭教師の大山正紀
そして、冒頭から、怪しい “大山正紀（おおやま まさのり）” も出てきます。
公園で目ぼしい女の子を見つけると、トイレに誘い込みます。
そして、この話にでてくる多くの “大山正紀“ を不幸に陥れる事件が起こり、全く関係のない “大山正紀“ たちが巻き込まれていくのです。
犯罪者と同姓同名というだけで、どう人生が変わってしまうのか？！
そして、SNSで発言し、全世界に公開されるとはどういうことなのか。
改めて考えさせられ、SNSの恐ろしさを知る機会となります。
ジャンル・印象
・ミステリー
・叙述トリックあり
・伏線回収あり
・ネットリテラシー問題を考える
・趣向が面白い
あらすじ
〜ミステリ作家からの挑戦状〜
登場人物全員、同姓同名!
大胆不敵、大混乱ミステリ待望の文庫化。
大山正紀はプロサッカー選手を目指す高校生。
いつかスタジアムに自分の名が轟くのを夢見て練習に励んでいた。
そんな中、日本中が悲しみと怒りに駆られた女児惨殺事件の犯人が捕まった。
週刊誌が暴露した実名は「大山正紀」ーー。
報道後、不幸にも殺人犯と同姓同名となってしまった“名もなき”大山正紀たちの人生が狂い始める。
これは、一度でも自分の名前を検索したことのある、名もなき私たちの物語です。
書き下ろし短編「もうひとりの同姓同名」収録
（Amazonより）
本の情報
著者：下村 敦史
出版社：幻冬舎
発売日： 2022/09/8
ページ数：428ページ
文庫：913円
Kindle版：781円
Amazon評価：☆3.9
※執筆時の情報です
最後に
登場人物が同姓同名なので、これは誰目線の話なのか、混乱あり、犯人探しもすんなりとはいかず、二転三転と。
意外性のある仕掛けもあり、最後まで面白いです。
あと、この本の中にも、ちょっとさわりだけのってるんですけど、「ドッペルゲンガー現象」って知ってますか？！
この世には、自分にそっくりな人が、自分含めて３人おり、そのうち２人が出会うとたちどころに死んでしまうとか、、、なんだか怖いですよねー。
最後に
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最後まで読んでいただきありがとうございました♪
